1787(1P.F)人類の到来
 Road_to_Petra_Jordanian_Ancient_City_of_Stone
マリフォーの運命的な出来事の真実は不明であるが、人類がアースサイドからシティへ最初に踏み入れた時に伽藍堂の石畳の通りや建築物を発見し、それが印象深く記憶に刻まれたことは確かである。
この新しい世界への進出した際に、まず不気味で人気のない大都市を発見し、これを探索した。
 そして、最後には互いの殺し合いが始まった。

ブリーチ、開く
 何百年もの間アースに流れ出ていた魔力は徐々に弱まっていった。古の時代の超自然的偉業はゆっくりと衰退し、かつてこれに従事していたウィザード、オカルトマスターが驚異的な力を振るっていた事も神話と伝説へ成り果てていた。はるかに難解な技を持つ熟練した術者が扱う最も簡単な呪いですら我々の理解の範疇を超えている。
 当時の多くの学者は、古き時代の壮大な物語や幻想的な作り話はその全てがあからさまな捏造であると考え、超自然的存在そのものを疑った。

 しかし、真実はメイジと高等術者による偉大な古代社会は実在したというものだったが、この時にはすでに彼らの偉業の最後の痕跡は全て失っていた。
これらの神秘的体系の残された末裔たちは、密かに集まりながら、聡明にして大胆な契約を形成し、交わしたのである。

 それはグレイトコールと呼ばれ、地球上のあらゆる場所に送信された。これは魔法の断片を持つ彼らが生き残っていたことを意味する。

 地球上の全ての道から、または端から端までから最後の末裔たちが現れた。シベリア平原からは白ひげの賢者が、アフリカの最も深いジャングルからは魔女が、パリからはメガネを掛けたサロンの客が、ストイックなブハラタの教祖が、古きジプシーの老婆が、砂漠地帯のイスラム教国の高官が手にして来た残されしアーケインスパークのありとあらゆる手がかりは絶望的な策略に集約された。

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それは魔法がこの世から消えていないことを確かめるための大儀式であった。

 彼らは、ブリーチへの扉を裂く儀式は想像を超えて過酷だったと言う。昼夜問わず、集まった術者たちの詠唱は、彼らの荘厳なるエネルギーを残こらず注いだ。幾人かは魔力の根源から果てたが生還し、他の者は喜んで絶望的な儀式の最後に自身の残りの人生を放棄した。

 それは異常な光景だったに違いない。当時、最上級のエーテルの使い手たちが、円陣を組み、太古の力の言の葉を唱え、古代の不可解な所作を経由して意志をチャネリングし、地球に残された超自然的エネルギーの残滓を通じて燃え盛った。

 ほんの一瞬、安堵が漂ったが、初めの涙は非常に小さかった。生き残ったメンバーの多くからは、高揚のあまり目から涙が零れ落ち、畏敬の念に駆られ息を呑んでいた。
 そして、最後にようやく成功したと認識したのだ。この少数の誇り高き人間が卑しき終焉から敬愛する魔法を保存したのであると確信した。

しかし、成功の余韻を噛みしめる時間はなかった。
つづく…